1812◆戦争の実態を広く遠くに伝えること、私が戦争を伝える側に立てるかということ。~ #亀倉雄策賞 #大貫卓也展 #ヒロシマ / #土田ヒロミ 作品展 #ヒロシマ・コレクション #イベントリポート

イベントで体感して見えた感じたことを共有したい。今回は、第24回亀倉雄策賞受賞記念大貫卓也展「ヒロシマ」/土田ヒロミ作品展「ヒロシマ・コレクション」を見た感想を話しつつ、戦争を伝えること・考えることを考えてみます。https://taneraji.com/

<イベント紹介>

◆第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」

1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。この賞の運営と選考は公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られます。第24回は、大貫卓也の平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物「HIROSHIMA APPEALS 2021」に決定しました。本展では受賞作をテーマとしたインスタレーションと新作ポスターを含め展示します。

会期:2022年7月12日(火)~8月20日(土)
時間:11:00~19:00
休館:日曜・祝日・8月10日(水)~8月14日(日)
会場:クリエイションギャラリーG8 (東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F)
入場無料
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/2207/2207.html
https://www.jagda.or.jp/news/6492/

◆土田ヒロミ作品展「ヒロシマ・コレクション」

広島平和記念資料館に収蔵されている被ばく資料は、2万点を超えます。その中から、直接被爆(死)した被爆者がその時身につけていた衣装や身の回りの日用品を約150点ほどの資料を撮影記録したシリーズ。展示点数:43点(全てモノクロ)
ワンピース、学生服、弁当箱、防空頭巾、時計、軍帽、スリップ、モンペの上着、半ズボン、下駄、リュックサック、トランク、皮ベルト……。さまざまな立場の被爆者が身に着けていた遺品ひとつひとつが、白バックの中に浮かび上がります。

期間:2022年7月26日(火)~8月28日(日)
時間:10:00~17:00
休館:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
会場:JCIIフォトサロン(東京都千代田区一番町25 JCII ビル)
入館無料
https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2022/06/10/31741/

 

<いろんな戦争との出会い>
◆ラジオ
朗読・絵本で読む戦争
8月14日 日曜 20:00~20:55 TBSラジオ
https://www.asahi.com/articles/ASN8F6TNCN8DUTIL01B.html
https://www.tbsradio.jp/archives/?id=p-509969

◆Instagramと組み合わせたテレビドラマ
セイコグラム
2022年8月15日/NHK総合

現代を生きる俳優がスマホを片手に太平洋戦争の時代に転生。インスタグラムを通じて戦時中の“日常”を伝えるシリーズ。今回は3年前に亡くなった芥川賞作家の田辺聖子さんの日記などを「セイコグラム」と題しドラマ化。放送・インスタと連動した新たな体験を提示します。
https://www.nhk.jp/p/ts/M3R5LKKXWJ/
https://www.instagram.com/nhk_seikogram/

2021年は「ロッパグラム 転生したら戦時中の喜劇王だった件」(放送日: 2021年12月28日)

◆リメイク、語りつぐテレビドラマ
「二十四の瞳」
1954年(昭和29年)に公開された「二十四の瞳」は、壺井栄の原作を監督・木下惠介が映画化した、今も日本映画の歴史に残る不朽の名作です。昭和初期の物語ですが、そこで描かれる戦争・貧困・差別・弾圧などは、決して遠い過去の時代に限った問題ではありません。主人公・大石久子は島の平凡な教師。12人の新1年生との出会いからの約20年間が描かれます。奉公に出される子、病にたおれる子、戦争から帰らぬ子・・・自分にはどうすることも出来ないという無力感に苛まれながらも、また久子自身も時代に翻弄されながらも、彼女は子どもたちに向き合い続けます。
https://www.nhk.jp/p/ts/DZJX8RGXG2/

◆当時に近い映画
「ひろしま」

https://eiga.com/movie/41219/

広島A高校三年、北川の担任するクラスで原爆当時のラジオ物語を聞いていた大庭みち子は、突然恐怖に失心した。原爆の白血病によって前から身体の変調を来していたのだ。クラスの三分の一を占める被爆者達にとって、忘れる事の出来ない息づまる様な思い出だった。それなのに今広島では、平和記念館の影は薄れ、街々に軍艦マーチは高鳴っている。劇場公開日 1953年10月7日)

◆インターネットで知る(Yahoo!)
未来に残す 戦争の記憶

https://wararchive.yahoo.co.jp/

・「一枚の写真さえ利用された」 戦時下の”会いに行けるアイドル”たちの告白 #戦争の記憶
・#あちこちのすずさん 戦時中の「日常」をたどる
・「侵攻から半年 ウクライナ市民の暮らし」(8月24日公開予定)
・無料動画配信サービス「GYAO!」での特集企画「映画が伝える戦争」
~各地でリバイバル上映中の「ひまわり」のほか、戦争をテーマとした映像作品を期間限定で無料配信(8月2日~8月31日)。

 

◆戦争を裁くことを考えるドキュメント映画
東京裁判 4Kデジタルリマスター版
https://ttcg.jp/cineka_omori/movie/0590900.html

「人間の條件」「切腹」の名匠・小林正樹監督が、戦後日本の進路を決定づけたともいえる極東軍事裁判・通称「東京裁判」の記録を、膨大な映像群からまとめあげた4時間37分におよぶ歴史的ドキュメンタリー。膨大なフィルムを中心に、戦前のニュース映画や諸外国のフィルムも交え、小林監督のもと5年の歳月をかけて編集、製作。戦後世界の原点をひも解いていく。1983年製作・公開。277分

<資料>
◆ヒロシマ・アピールズ
原爆の記憶を絶やすことなく、平和を希求する想いを広く伝えようと、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)とヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団が行っている。純粋に中立な立場から「ヒロシマの心」を訴える「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを毎年一名のグラフィックデザイナーが制作し、国内外に頒布する活動を続けています。第1回1983年に制作されたのは亀倉雄策(1915-1997)の『燃え落ちる蝶』
2021 大貫卓也 https://www.jagda.or.jp/news/5681/
・2022 佐藤可士和 http://hiroshima.jagda.or.jp/appeals_year.html

▼ヒロシマアピールズ展
デザインによって伝えられる鮮明なメッセージ。ヒロシマの記憶と未来への願いについて、多くの方々と考える機会となれば幸いです。https://www.2121designsight.jp/gallery3/hiroshima_appeals/

◆土田ヒロミ
http://www.hiromi-t.com/
インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=NeQyVl0vgXc

広島三部作
・ヒロシマ1945~1979・・・『原爆の子』の作文を寄せた186名の戦後30余年の軌跡にせまる。
https://made-in-wonder.com/item_detail.php?item_id=1239
・ヒロシマ・モニュメント・・・1945年8月6日の原爆による破壊から辛うじて生き延びた、橋、樹木、建築の一部などのモニュメントとしての定点観測としての記録。
https://www.shashasha.co/jp/book/hiroshima-monument-ii
・ヒロシマ・コレクション・・・広島平和記念資料館に収蔵された被爆者の遺品などを記録

 

以上、

週末の配信回「タネメガネ」では今回の番組を少し振り返ったりしています。そちらもどうぞ。
https://taneraji.com/series/tane-look-back/

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