1086◆リアルタイムという魅力を考える(隅田川花火大会とひろしまタイムラインと吹田市立博物館ミニ展示「新型コロナと生きる社会」と) #メディア覗き

いろんなメディアを覗きみて、伝え方・伝わり方・使われ方などを、社会や未来の視点で見てみようというコーナーです。 今回は「リアルタイム的な魅力」について考えます。

生放送やTwitterのタイムラインなど、生は燃えます。スポーツの中継もホント元気出ます。
一方で世の中アーカイブがめちゃくちゃ便利になってきています。すべてのものを記録してくれるような気持ちにすらなります。むしろ生放送でなくても、後で見る方が普通になっている時代です。そこで改めて問いたい。なんだか魅力に感じる「リアルタイム」的なものの正体とは何だろうか。単純に生放送=リアルタイムではないのではないか。などということ含め、結論はないのですが、いくつかの番組などを通してぐるぐる考えてみました。

◆1.テレビのリアルタイムはやっぱり面白い~隅田川花火大会
・やっぱりスポーツの生中継、見ごたえあるよね。
・議論と生。「朝まで生テレビ」「国会中継」。
・スポーツや野外ライブとか、生の高度な技術力がある。
・今ワイドショーやニュースが長引いて実は「生」が増えている。
・あさま山荘も月旅行も、事件はいろいろあった。
・自前で事件を作るという意味で、24時間テレビもユリゲラーの生中継もあった。

◆2.リアルタイムを再現する~ひろしまタイムライン
・3人の広島に住む人たちが、もし当時Twitterで投稿していたらというNHK広島の企画。
・当時の日記を中心に市民参加で内容を検討、原爆投下前の3月から継続してツイートしている。
・当時の空気感を、Twitterという馴染みのあるメディアで、生き生きと感じられる。
・日記だけでは、わからない当時の人々の心の動きを想像して埋めていく作業を、市民がその時の再現など含め、内容を検討していった。そうです。
・創作であり、あくまでif ものではあるが、強い共感を感じた方も少なくないよう。
・投稿が多過ぎ(ツイ廃?)、正しい記録(日記)からの改変では。などの意見もある。
・大きく言えば、映像作品は時間軸を使って疑似的に、リアルタイムを再現している。
(没頭していけば、小説でもドキュメントでもそう感じるものはあるだろう)

◆3.リアルタイムを見つける~吹田市立博物館ミニ展示「新型コロナと生きる社会」
・このコロナ禍の感覚をのちの時代に共有するのは難しい。からこそこの収集面白い。
・「これが今」と指差ししないと消えてしまうものがある。
・街を歩いていても、いろんなカルチャーに触れていても、今を見つけることができる。
・その時々の今を見つけるのが、大事な仕事だったりするかも。

参考:今の「当たり前」もコロナ禍を伝える「歴史資料」に 吹田市立博物館でチラシやマスク展示 https://maidonanews.jp/article/13574493

ミニ展示「新型コロナと生きる社会」
http://www2.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.html

https://www.shogakukan.co.jp/books/09192301

以上、

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