1380◆親も子も勉強になるマンガSP 戦争編『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』 『風太郎不戦日記』『戦争は女の顔をしていない』 完読篇/『昭和天皇物語』を30分読んだ。と『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』 #30分読書

毎回一冊、本やマンガ、雑誌、シナリオ、ウェブ記事などの紹介と感想をプレゼン! 読書にまつわる話題も紹介。今回は「親も子も勉強になるマンガSP 戦争編」です。

<30分読書>
本1冊まるごとを読むのはハードルが高い!そこで、気になる本を、まずは「30分」だけ読んでみての感想や予想を語ります。さらに完読した後の感想や読みどころを語ります。

◆完読篇
親も子も勉強になるマンガSP 戦争編

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』 (全10巻)
著:武田一義
出版社:白泉社
https://www.younganimal.com/title/?id=31
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士・田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして、日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは「徹底持久」を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか!?「戦争」が日常にあった時代、若者が見た真実の記録。

『風太郎不戦日記』 (既刊:2巻)
漫画:勝田文、原作:山田風太郎
出版社:講談社
https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000035978
山田誠也、のちに「忍法帖」シリーズでその地位を確立する大作家・山田風太郎は、昭和20年、医学生として東京にいた。時は太平洋戦争末期、同世代の若者は、みな戦地へ。しかし体調不良で召集を見送られた誠也は、お国のために体を張れない葛藤を抱えながら、日々を送っていた。そんな彼が当時の世間を、そして日本をどう見ていたか。克明に綴られた日記を、令和の今だからこそ、コミカライズ。個性派漫画家・勝田文がユーモアを交えて描く風太郎と昭和20年は、必読ものです!

『戦争は女の顔をしていない』 (既刊:2巻)
作画 小梅 けいと、原作 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、監修 速水 螺旋人
出版社:KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000511/
第二次世界大戦の真実を明らかにする……
「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。

⇒質問:戦争ものを手に取る難しさってどこにあるとおもいます?

◆30分読書篇
親も子も勉強になるマンガSP 歴史総合編

『昭和天皇物語』 (既刊:8巻)
漫画:能條純一、原作:半藤一利、脚本:永福一成
出版社小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09189717
大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い昭和という時代を生き抜いた巨人。
波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む--
「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、待望の第1集は、その少年時代が大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…!

 

<3分読書>3分で本をきっかけに思ったことを喋ります。
私の中の色々をつなぐモノって何だろう
『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』
https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000315/
著者 小倉 ヒラク
出版社:角川書店(2020年06月12日・2017/04/28)

2017年のイベントリポート「能楽師 安田登さん×発酵デザイナー 小倉ヒラクさんのイベントに行ってきた」

<30秒読書>ちょっと読んで喋ってを続けています。
『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』
⇒今回のトピック:「ポモドーロってなに」
25分+5分×4回で4ポモドーロ 休憩30分

<読書ニュース>
◆「自分は平凡じゃない」 漫画村の運営者は記者に語った
https://www.asahi.com/articles/ASP625HBSP61TIPE037.html
~一時は数万点以上の作品が掲載された。サイトへのアクセス数は、最大月約1億回にのぼった。
グループ名は「村住民の掟(おきて)」。共犯に、無職の男(39)、アルバイトの男(28)、イベントコンパニオンの女(26)=肩書は当時。

◆ローソンが「マチの本屋さん」を出店 9000タイトルの本を取り扱う
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2106/02/news075.html
https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1431223_2504.html
~コンビニエンスストアの約3,500品目に加え、約9,000タイトルの本・雑誌の取り扱う。

◆「わが闘争」新訳、仏で出版 原書の「ひどい悪文」反映
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060300690&g=int
~1934年初版で現在も発行されている仏語版では原典の仰々しい文章が「良い仏語」に直されているが、新訳は「怪しげな構文」や「延々と繰り返されるフレーズ」を忠実に翻訳。注釈付きで1000ページに及ぶ新訳のうち約300ページはヒトラーの政策に対する批判などに費やされている。
新訳は100ユーロ(約1万3000円)と、流通を制限するため意図的に高い価格を設定。収益は強制収容所跡地の維持などに当たっている「アウシュビッツ・ビルケナウ財団」に贈られる。

以上、

週末の配信回「タネメガネ」では収録後、気が付いたこと、更に考えたことなど「かえりみ話」もしてます。https://taneraji.com/series/tane-look-back/

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