1203◆肉体と人生で歴史と人間を伝える「俳優緒形拳とその時代」 #イベントリポート

タネラジ  ~よのなかぜんぶタネにしよう~
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1203◆肉体と人生で歴史と人間を伝える「俳優緒形拳とその時代」 #イベントリポート
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イベントに足を運んで体感して見えたこと。皆さんと共有したい。今回は「俳優緒形拳とその時代―戦後大衆文化史の軌跡―」について。好きだった俳優さんを通して歴史や人間を考える機会でした。

ミーハーな気持ちと言えばそうかもしれません。緒形拳は若干の手触りのあるかっこさを感じた俳優さんでした。緒形さんの歴史にフォーカスしている展示は、ファン心をくすぐりながらも少し俯瞰的に芸能の在り方の変化を教えてくれる内容でした。ドラマや映画の台本(ほとんどに名前が入っていたり、イントネーションを書き入れていたり)、スチール写真やポスターは静的なものなのですが、同じ時代を少しばかり生きた私は、その写真の眺めや作品名だけでも、十二分に時代の息吹を思い出せました。彼の存在が歴史の意味を重層的にしてくれるのです(おまけ的にパルム・ドール受賞トロフィーの特別公開もあった)。
吸い込まれるような優しさと時に現れる迫力。発熱している岩のような緒形拳さんの魅力を、また映画やドラマで見返したいと思う展示でした。

<トピックス>
1.役者の足跡を丁寧にたどるという展示(単なるファン目線でもないと思う)
2.いち役者の歴史から社会の流れを観るという視点
3.自分が進行形で見ていた文化が「歴史」になっていく
4.役者の仕事と表現から、人間を学ぶ展示
5.あなたにとっての、時代を歩んでる俳優さんは誰でしょうか。

<紹介イベント>
◆俳優緒形拳とその時代―戦後大衆文化史の軌跡―
戦後日本を代表する俳優緒形拳が活躍した時代は、敗戦後の日本が、そして既存のメディアがめまぐるしく移り変わる時代と重なっています。本展では、緒形ゆかりの資料を整理した東海大学と連携し、緒形の足跡から戦後日本の大衆文化史を俯瞰し、現代史に位置づける試みです。
日程 2020年10月3日(土)~12月6日(日)
会場 横浜市歴史博物館
https://www.welcome.city.yokohama.jp/eventinfo/ev_detail.php?bid=yw9040

<気になる緒形拳>
<テレビ>
必殺仕掛人(1972年)
ちょっとマイウェイ(1979年)
破獄(1985年)
迷宮課刑事おみやさん(1986年)
ポケベルが鳴らなくて(1993年)
風のガーデン(2008年)
<映画>
鬼畜 (1978年)
復讐するは我にあり (1979年)
ええじゃないか (1981年)
北斎漫画 (1981年)
楢山節考 (1983年)
魚影の群れ (1983年)
火宅の人 (1986年)
優駿 ORACION (1988年)
社葬 (1989年)
おろしや国酔夢譚 (1992年)
長い散歩 (2006年)

<参考>
◆緒形拳さん十三回忌…俺が、俺が、の“我”を捨てて生きた人生
https://news.yahoo.co.jp/articles/10d699dfda5588ede53bcce40ce03a954367724d
◆豊川悦司を「お稲荷さん」と呼びかわいがった名優・緒形拳を偲ぶ レジェンドドラマ 名優たちの共演(木俣冬)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/20201127-00209691/
◆カッコよく情けなく切ない、緒形拳の多彩な演技を堪能!――春日太一の木曜邦画劇場
https://bunshun.jp/articles/-/40925
◆春日太一、緒形拳を大いに語る。
https://www.tbsradio.jp/536073
◆【今こそ見たい緒形拳の世界】「峠の群像」 大河と同時進行でカンヌ最高賞映画撮影 (1/2ページ)
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/201029/enn2010290001-n1.html

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