1737◆あなたは何で聞きたくなっちゃうのか？「映画感想コンテンツ」の話。＋シン・ウルトラマン、様々な語られ方篇 #丁寧な雑談
（※後半いろんな映画内容に言及します）雑多な話を一緒にゆっくり丁寧に喋りましょう。他人の感想が気になるときってありませんか。今回はyoutubeなどでもたくさんある「映画感想コンテンツ」について。映画をワイワイ話したい、だけじゃないっぽいかも。https://taneraji.com/
どんなとき見たくなる？映画感想コンテンツ
映画を観た後、誰かと一緒ならその人とその場でお話をすればいいと思います。「ああ、あそこよかったよねえー」とかね。ただ、ひとりだと興奮した気持ちを収めるのに、ネットにある映画の感想を見てしまうことありますよね。感情共有、自分以外の視点、考察、世間評etc、今回はどんな時に他人の映画の感想を見たいか。ネットにある映画感想コンテンツってどんな語り口をしてるのかを考えます。感想をたくさん生まれることは映画にとって幸せとも言えますし、感想をあえて促すような作りだったり（盛り上がりやすいジャンルやファン層もありますね）。そしてもはや売り物として感想がコンテンツ化している時代、どんな付き合い方をすればいいのか、ちょいと喋りましょう。
＜何で観たいか？「映画の感想」＞
◆ほかの人はどんなことを感じたか、知りたい
◆鑑賞体験当時の記憶を思い出したい
◆登場人物の事をもう一度思い出したい
◆感情の共有（すきー！嫌い！笑えた！泣けた！つまらん！腹立った！）
◆見落としていた大事なシーンの確認
◆自分の見方があってるか
◆あれってどういう意味だったのか
◆正しい解釈を知りたい
◆「世間的」に良いか悪いかの確認をしたい
◆あらすじを知りたい（先でも後でも）
◆みんなと話を合わせたい
◆（先に）ジャンルの確認
◆（先に）私が心地よいか
◆（感傷を想定せず）映画評を通して、社会状況を知りたい
◆（感傷を想定せず）いまどきの流行りを知りたい
◆（感傷を想定せず）映画ビジネスを知りたい
＜感想の言い方＞
◆最初に良かった悪かったをいう
◆個別な具体的なシーンの描写をする
◆何系かをいう
◆点数をつける
◆見出しをつける
◆ようするに。。。とまとめる
◆自分の立ち位置を説明する
◆「映画としてはおもしろい」とか言う
◆「全然知識無いんだけど」とか言う
◆「○○な人には向かない」、とか案内する
◆先に「ネタバレするよ」、と案内する
◆先に「批判的なことに慣れている人にはすいません」とか案内
＜語りどころ＞
◆キャスティング
◆コンセプト
◆物語（引きがある 論理的 意外性）
◆人と人とのやりとり
◆背景設定
◆魅力的な絵、シーン
◆社会的な背景（ドメスティックな 世界的な）
◆扱っている社会課題（○○問題）
◆かっこよい
◆台詞
◆引用元
◆海外との比較
◆っぽい（○○監督っぽい、東宝っぽい、マーベルっぽい、70年代のATGみたい、、、）
◆惜しい
◆製作費
◆上映館の数
◆興行収入
◆興行形態（配信があるのか、テレビ放映があるのか）
◆続編なのか
◆想定観客とその満足度
＜感想言う側のエンタメ性って？＞
◆見たものをアウトプットしたい
◆感情の整理したい
◆作品の謎を解読したい
◆私がみつけた映画の核心を言いたい
◆監督の意向を考えたい
◆愛情のアピールしたい
◆別に言いたいことがある
◆つまんないっていいたい
◆僕はよく知っているって伝えたい
◆二次創作したい（あの登場人物はきっとそうに違いない
ざっくりみる「みんなのシン・ウルトラマン感想のようす」ピックアップ
＜映画com 映画情報サイト＞
◆古典の現代的反復が「ウルトラマンとは何か？」を定義づける
https://eiga.com/movie/91634/critic/
◆映画com 皆のレビュー
https://eiga.com/movie/91634/
・2時間ならこれが限界かな
・人間になったウルトラマンの物語
・面白い作品と好きな作品は違う
▽フィルマークス 映画レビューサイト
https://filmarks.com/movies/85555
＜BLACKHOLE＞
映画秘宝のライターでもお馴染みの高橋ヨシキ×てらさわホーク×柳下毅一郎のお喋り。時に過激に時にバカバカしく、根柢の映画知識に裏打ちされた、エンタメ的な表現が知識なしでも楽しい映画評です。
◆【映画批評】『シン・ウルトラマン』徹底討論！【ネタバレ】
https://www.youtube.com/watch?v=id8YF8kkcfU
◆再構築がオタク向けではないか 柳下毅一郎
・全話テレビでやりたい、とはねつけろ
◆窮屈な映画 高橋ヨシキ
・裏設定を話す映画（それをつっこむやつもいない）
◆心の目で解像度を上げてきた てらさわホーク
・公安が二人いるのってどう？
＜銀幕にポップコーン（IGN）＞
世界最大級のゲーム・エンタメ情報サイト「ＩＧＮ」の映画論評。雑誌記事的な丁寧な解説や背景の紹介を加えながら、具体的で分析的な感想を述べつつ、ときにエモーショナルな発言が楽しい。※IGNは、Imagine Games Networkから
◆令和に蘇りし“光の巨人”、各世代はどう見た？『シン・ウルトラマン』を語る：第238回
https://www.youtube.com/watch?v=_E6zwhGoz4M
山田集佳（フリーライター）
野口智弘（フリーライター）
タニグチリウイチ（フリーライター）
※様々なポップカルチャーへアプローチしている
▽海外で話題になった『はじめてのおつかい』のカルチャーギャップや改めて見た感想を語る：第236回
https://www.youtube.com/watch?v=ux5Upx2pCIw
▽サム・ライミ濃度100％の個性は是か非か？『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』を語る：第237回
https://jp.ign.com/ginmaku-pop/59439/video/100237
＜PLANETS批評座談会＞
評論家宇野常寛氏の主催するプラネットの動画配信（YOUTUBEはその予告的動画）。評論的な観点のひとつと感じる視点がある。今回は宇野氏の特撮好きな面でいいたいことが多かったよう。
◆批評座談会〈シン・ウルトラマン〉
https://www.youtube.com/watch?v=1yNL-NSEugQ
◆キュウベエがいた 吉田直樹
◆初代ウルトラマンの人工光の魅惑はどこに 石岡良治
◆30分×５を1.5倍速、過圧縮 成馬零一
※米津玄師のMVがよかった
※1990年代に再評価されたマイノリ怪獣話が選ばれていない
◆最後の最後で邦画に甘えている 宇野常寛
※特撮のしょぼさと最後の展開に向けて描写がテンプレでは
※コンセプチュアルな作品だったシンゴジラと比べて、、、
＜おまけの夜 ＞
『深夜のファミレストーク』がテーマのカルチャートークチャンネル！
◆良し悪しを冷静に『シン・ウルトラマン』徹底レビュー！【おまけの夜】
https://www.youtube.com/watch?v=QWUkeHedk4w
・庵野さん？樋口さん？誰が責任をとる映画なのか
＜シネマサロン 映画業界ヒットの裏側＞
映画プロデューサーが、単に内容だけでなく、制作費や映画館の入りなど「ヒット」という観点を交えてレビュー。制作側の立場にいる人ならではの話のトーン。
現役映画プロデューサー酒匂暢彦
映画宣伝プロデューサー竹内 伸治（60歳）
◆新作映画レビュー「シン・ウルトラマン」・・・この映画○○に似てる！？
https://www.youtube.com/watch?v=CR2wldjPgtE
＜MOM団カッコ仮＞
現代社会に生きるリアルアラサー女達のYouTubeチャンネル。いろいろパターンはあると思いますが、いわゆるYoutuber風な語り掛けと編集感、生暖かいテロップ、一見ゆるい展開などきっちりユーチューバー。ポイものをあまり見てないので、非常に新鮮。
◆【ネタバレ】シン・ウルトラマンを完全初見のアラサー女達が観てみた【感想】
https://www.youtube.com/watch?v=ljNjHLo8V5w
～過去のウルトラマンをみたことなのない3人がワイワイと感想を言っている
～40分を8分に編集
＜テキストレビュー色々＞
◆シン・ウルトラマンは「裏切り者」である ? そのことに気がつくと物語の深みを感じたりする。加えて樋口真嗣監督と庵野秀明総監修のインタビューを読むほど作品の評価は確実に上がるのだよ。 | 科特研キャップの われらは科学特撮研
https://sssp.site/shin-ultraman-15-12454
◆『シン・ウルトラマン』がロケットスタートを決めた要因は？ 気になる興行成績の行方
https://realsound.jp/movie/2022/05/post-1033491_2.html
◆『シン・ウルトラマン』を観た
https://ykic.hateblo.jp/entry/2022/05/22/163712
＜参考 有名な映画評＞
◆超映画批評『ごく普通の人々のための、週末の映画選び』
https://movie.maeda-y.com/
◆ライムスター宇多丸が評論した映画リスト＜2022年版＞
https://www.tbsradio.jp/articles/49324/
◆町山智浩
https://twitter.com/TomoMachi
◆毎日新聞
https://mainichi.jp/weekendcinema/
◆読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/feature/titlelist/%E6%98%A0%E7%94%BB%E8%A9%95/
以上、
週末の配信回「タネメガネ」では収録後、気が付いたことや追加で考えたことなどを振り返っています。よろしければそちらもお聴きください。
https://taneraji.com/series/tane-look-back/
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